Soft X-ray Diffraction
FrontPage
試料搬送†
- SPEC上で「move_transfer_pos」コマンドを入力。
move_transfer_posコマンドはゴニオの取り外しなどで変わります。
本体は「/usr/local/lib/spec.d/macros_for_BL17SU/sampletrance.mac」にあるので書き換えるとよい。
ゴニオを取り外したときは気をつけて搬送すること。
- 試料をゴニオ近くまで持っていく。
- 水平、垂直をビューポートで確認しながら、ゴニオに取り付けられそうだったら試してみる。
- だめだったら、ゴニオのX,Zの位置を調整して取り付けられる位置に調整する。
- 無理やりに搬送をしないこと。Azimuthが狂ってしまうとどうにもならなくなります。
実験中†
- ビューポートは黒いゴムをはさんでから、アルミホイルで覆う。
- アルミホイルで覆うだけでは意味がなく、フランジの首のところにも気を付けて覆うこと。
- th, tth 共に「大きい角度→小さい角度」でスキャンすること。
- 「uan 0 0」でおおよそ、検出器直入射(2θ=0)、試料光と平行(θ=0)となる。
- このときが一番大きく2θ,θをまわすことになるので、ケーブルが引っかかってしまわないように注意すること。
- パルスモーター駆動は意外なほど力があるので、ケーブルを切ってしまったり、コネクタを破壊してしまうことがある。
- θを固定して2θだけを動かしたいときは以下を使う。
- スキャンのときbl17su_2th
- 目的地に移動したいときbl17su_umv2th
- 試料電流による吸収XAS(TEY)を計るときは、ゴニオ取り付けフランジ上面のBNCコネクタにケーブルを接続する。
- XASを計るときは全ての電流計のAutoRangeを解除しておく。(VFはオートレンジを判断できないため)
- 温度は計っていても問題ないが、ヒーターは温度コントローラーに接続されていてもXASが計れなくなるので、忘れずにはずす。
- BLの吸収測定プログラムを使用する場合はVFシグナルのチャンネルアサインに気をつけること。
普通はE1b_01:Photodiode(PD)、E1b_02:ミラーカレント(MC)、E1b_03:サンプルドレイン(SC)になっている。
- 回折装置と発光装置の間のVFコンバーター、スイッチャーも確認すること。
回折装置で使用しているVFコンバーターと極性は以下のとおり
スイッチャー | PD | MC | SC |
B | CH1 | CH7 | CH3 |
| Reverse | Reverse | Reverse |
※MC:CH7はBLではCH2として認識される。(VFコンバーターのch2が壊れているため)
- 試料トランスファーなどで窓を開けた場合は、Detector用のピコアンメーターをLocalにしておくと、Detectorのベースラインの減衰が早く収まるようだ。
試料冷却関係†
- 液体ヘリウム用トランスファーチューブは固体PESから借りる。
- 勝手に借りないこと。ちゃんとPESグループの許可を得てから。
- スクロールポンプの引き口についている圧力計はHX-PESグループのものです。
- Heを流し始めてから温度が下がり始めるまでの時間はおおよそ20分。