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[[Soft X-ray]]
#contents
**試料搬送 [#wfaf681c]
-SPEC上で「”move_transfer_pos”」コマンドを入力。~
move_transfer_posコマンドはゴニオの取り外しなどで変わります。~
本体は「/usr/local/lib/spec.d/macros_for_BL17SU/sampletrance.mac」にあるので書き換えるとよい。~
ゴニオを取り外したときは気をつけて搬送すること。
-試料をゴニオ近くまで持っていく。
-水平、垂直をビューポートで確認しながら、ゴニオに取り付けられそうだったら試してみる。
-だめだったら、ゴニオのX,Zの位置を調整して取り付けられる位置に調整する。
-無理やりに搬送をしないこと。Azimuthが狂ってしまうとどうにもならなくなります。
**実験中 [#c210d72e]
-ビューポートは黒いゴムをはさんでから、アルミホイルで覆う。
–アルミホイルで覆うだけでは意味がなく、フランジの首のところにも気を付けて覆うこと。
-th, tth 共に「大きい角度→小さい角度」でスキャンすること。
-「”uan 0 0”」でおおよそ、検出器直入射(2θ=0)、試料光と平行(θ=0)となる。
–このときが一番大きく2θ,θをまわすことになるので、ケーブルが引っかかってしまわないように注意すること。
–パルスモーター駆動は意外なほど力があるので、ケーブルを切ってしまったり、コネクタを破壊してしまうことがある。
-θを固定して2θだけを動かしたいときは以下を使う。
–スキャンのとき”bl17su_2th”
–目的地に移動したいとき”bl17su_umv2th”
-試料電流による吸収XAS(TEY)を計るときは、ゴニオ取り付けフランジ上面のBNCコネクタにケーブルを接続する。
–XASを計るときは全ての電流計のAutoRangeを解除しておく。(VFはオートレンジを判断できないため)
–温度は計っていても問題ないが、ヒーターは温度コントローラーに接続されていてもXASが計れなくなるので、忘れずにはずす。
–BLの吸収測定プログラムを使用する場合はVFシグナルのチャンネルアサインに気をつけること。~
普通は”E1b_01:Photodiode(PD)”、”E1b_02:ミラーカレント(MC)”、”E1b_03:サンプルドレイン(SC)”になっている。
–回折装置と発光装置の間のVFコンバーター、スイッチャーも確認すること。~
回折装置で使用しているVFコンバーターと極性は以下のとおり
|スイッチャー|PD|MC|SC|
|B|CH1|CH7|CH3|
||Reverse|Reverse|Reverse|
※MC:CH7はBLではCH2として認識される。(VFコンバーターのch2が壊れているため)
-試料トランスファーなどで窓を開けた場合は、”Detector用のピコアンメーターをLocalにしておく”と、Detectorのベースラインの減衰が早く収まるようだ。
**試料冷却関係 [#rce0eaba]
-液体ヘリウム用トランスファーチューブは固体PESから借りる。
–勝手に借りないこと。ちゃんとPESグループの許可を得てから。
-スクロールポンプの引き口についている圧力計はHX-PESグループのものです。
-Heを流し始めてから温度が下がり始めるまでの時間はおおよそ20分。
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