Lynx

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*BibTeXデータベース管理プログラムとの連携 [#g95a9cf0]
LyXとの相性の良いJabRefやgbibとの連携方法

-LyXとの協調動作が考慮されているBibTeXデータベース管理プログラムとしてJabRefやgbibがあります。前者はJavaで作られていますのでほとんどのプラットホーム上で動作します。後者は最近は更新が止まった状態にあるようです

-JabRefは、LyXとパイプを通じて通信しますので、JabRef側とLyX側のパイプの設定が一致していることを確認します。

— JabRefではLyXとのパイプの設定は、Options→Preference→External Programsメニューの「Path to LyX pipe」の項目で設定します。既定値は、UNIX系プラットホームでは$HOME/.lyx/lyxpipeです。

— LyXではパイプの設定は、ツール→設定→パスメニューの「LyXサーバーパイプ」の項目で設定します。ここでJabRef側と同じパイプファイルを指定してください。

– LyXに引用項目を挿入するには、LyX内の引用したい場所にカーソルをおいた後、JabRefで引用項目を選択し、ツールバーでLyXのアイコンを押します。

– ツール→設定→ファイル書式から書式「BibTeX」を選び、編集プログラムを「jabref」にします.

— ただし上の設定だと、「BibTeXが生成した文献一覧」差込枠を右クリックして、「データベースを外部で編集」を選んだ際、複数のデータベースが含まれていると、jabrefの複数のインスタンスが起動してしまうので、適当なラッパーを書いて、編集プログラムにそのラッパーを指定した方が良いかも知れません。

[[http://www.int.otaru-uc.ac.jp/lyx-howto/install/macintosh]]
***Mac OS Xへの導入 [#n392f6b2]
**Mac OS Xへのインストール方法を解説します。 [#d08d18a7]

+ LyXの導入
バイナリインストール
ソースからのインストール
+ インストール後の作業

LyXの導入
バイナリインストール

LyXをインストールする前に、TeXシステムがインストールされている必要があります。さもないと、インストール途中にエラーが発生する可能性があります。
2. Babelの日本語対応を参考に、Babelのjapaneseオプションをインストールしてください。
ftp://ftp.lyx.org/pub/lyx/bin/以下の適切なバージョンのディレクトリから、拡張子がdmgのファイルをダウンロードします(平成21年3月31日現在では、Panther (PowerPC)用のものはありません)。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックすると、デスクトップ上に仮想ディスクが現れます。
ファインダメニューから「LyX-installer」をダブルクリックします。あとは、インストーラーの指示に従ってください。
仮想ディスク内のLyXアイコン(「Drag LyX Application icon to where you want」と書いてあるもの)を、ハードディスク上の適当な場所にコピーします。

ソースからのインストール

何らかの理由でバイナリインストールができない場合、プログラムソースをコンパイルしてインストールしなくてはなりません。ソースを直に持ってきてコンパイルしてもかまいませんが、以下ではMacPortsを使用する方法を紹介します(将来のアップデートの手間やアプリケーション管理の面から、こちらの方法の方が推奨されます)。この方法は明らかに初心者向けではありません。

また、インストールしたい計算機から外部ネットワークに接続する際に、プロキシを経由しなくてはならない場合には、以下の作業をする前に、プロキシ経由でMacPortsを使用するにはをご覧ください。

Apple Developer Connection Member Siteから、システムのバージョンに適合したXcode Developer Toolsをインストールします。
MacPortsのダウンロードページから、適切な.dmgファイルをダウンロードするなどして、MacPortsをシステムに導入します。
MacPortsはコマンドインタフェースのアプリケーションですので、Finderメニューの「アプリケーション→ユーティリティ→ターミナル」を開いて、ターミナルを起動します。
収録されているアプリケーションの一覧を更新するために、ターミナルのコマンドラインに「sudo port -d sync」と入力してリターンを押します(自身のパスワードを要求されることがあります)。
次に、「sudo port install lyx」と入力してリターンを押し、LyXのコンパイルとインストールを開始します。これによって、LyXをコンパイル・実行するのに必要な関連ソフトウェアもインストールされます。
なお、使用している計算機の処理速度にもよりますが、コンパイルには相当の時間がかかります。計算機に仕事をさせている間に、他のことをされることをお勧めします。
ソースツリーはオープンソーススタイルでメンテナンスされているので、問題が生じた場合には、エラーメッセージなどから判断して、ソースの修正などを行える技量が必要です(そして修正した場合にはソースツリーに対してフィードバックを行ってください)。

インストール後の作業

LyXのメニュー「LyX→環境設定→ファイル書式」でDVIの閲覧プログラムに、インストールしたDVIビューアへのパスを入力します。たとえば、JTeX附属のPictPrinterを「アプリケーションフォルダ→JTeX→PictPrnterXXXXX→PictPrnter(.app)」に置いた場合、「閲覧プログラム」の欄に「/Applications/JTeX/PictPrinterXXXXX/PictPrinter.app/Contents/MacOS/PictPrinter」と入力しておきます。
既定ではPostScriptビューアにMac OS X付属のプレビューが指定されていますが、プレビューでは日本語文書が正常に表示できません。日本語の表示できるPostScriptビューアを導入する必要があります。たとえば、gvを導入するには、MacPortsの既に導入されているシステムであれば、ターミナルを開いて、コマンドラインから

port install gv
port install ghostscript-fonts-hiragino

を実行します。
JabRefが導入してある場合には、
メニュー「LyX→環境設定→ファイル処理→ファイル書式」から、書式「BibTeX」を選び、「編集プログラム」と「閲覧プログラム」の欄にそれぞれ「/Applications/JabRef.app/Contents/MacOS/JavaApplicationStub」と入力して適用ボタンを押します(JabRefがアプリケーションフォルダに「 JabRef」という名前で置いてある場合)。
同じ「LyX: 設定」ダイアログで「パス」面を選び、「LyXサーバーパイプ」の欄に「/Users/(ユーザー名)/Library/Application Support/LyX-1.6/.lyxpipe」と入力して保存ボタンを押します(「LyX-1.6」としてインストールされている場合)。
JabRefを起動し、メニュー「JabRef→Preferences→External programs」を開き、「Path to LyX pipe」の欄に「/Users/(ユーザー名)/Library/Application Support/LyX-1.6/.lyxpipe」と入力(上記でLyXで設定したものと同じもの)してOKボタンを押します。
これで、JabRefをLyXから直接操作できるようになります。
amsart スタイルなどでノンブルをデフォルトの通り使いたいが, タイトル等といっしょに「english」や「japanese」などの オプション名も表示されて困る場合は, /usr/local/share/texmf-dist/tex/generic/babel/babel.def を以下のパッチのように修正します(TeX Q&A 32057)。最新のbabelではこのバグは発生しません。

— babel.def.orig Tue Nov 23 14:02:19 2004
+++ babel.def Mon Jan 9 05:15:22 2006
@@ -828,27 +828,27 @@
\noexpand\org@markright{\the\toks@}}%
\bbl@tempa
}
-\bbl@redefine\markboth#1#2{%
– \def\bbl@arg{#1}%
– \ifx\bbl@arg\@empty
– \toks@{}%
– \else
– \toks@{\noexpand\foreignlanguage{%
– \languagename}{%
– \noexpand\bbl@restore@actives#1}}%
– \fi
– \def\bbl@arg{#2}%
– \ifx\bbl@arg\@empty
– \toks8{}%
– \else
– \toks8{\noexpand\foreignlanguage{%
– \languagename}{%
– \noexpand\bbl@restore@actives#2}}%
– \fi
– \edef\bbl@tempa{%
– \noexpand\org@markboth{\the\toks@}{\the\toks8}}%
– \bbl@tempa
-}
+%\bbl@redefine\markboth#1#2{%
+% \def\bbl@arg{#1}%
+% \ifx\bbl@arg\@empty
+% \toks@{}%
+% \else
+% \toks@{\noexpand\foreignlanguage{%
+% \languagename}{%
+% \noexpand\bbl@restore@actives#1}}%
+% \fi
+% \def\bbl@arg{#2}%
+% \ifx\bbl@arg\@empty
+% \toks8{}%
+% \else
+% \toks8{\noexpand\foreignlanguage{%
+% \languagename}{%
+% \noexpand\bbl@restore@actives#2}}%
+% \fi
+% \edef\bbl@tempa{%
+% \noexpand\org@markboth{\the\toks@}{\the\toks8}}%
+% \bbl@tempa
+%}
\bbl@redefine\TeX{\textlatin{\org@TeX}}
\bbl@redefine\LaTeX{\textlatin{\org@LaTeX}}
\ifx\nfss@catcodes\@undefined

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