竹内メモ実験開始時

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**光を調整しておく [#v813cec8]
-分光器、IDを合わせる~
回折装置まで光を通す前にM2ミラー(M21b,M22b?)、回折格子(G600b,G1200b?)の選択を決め、IDのPhase,Current、回折格子のパルス数を使用するエネルギー領域に大体あわせておく。~
M2ミラー、回折格子を変更した場合は光学パスがずれる可能性があるので、調整する。~
(ブランチ切り替えのできる人なら調整できるはず。)~
-M31bを挿入する。

(参考)~
M21b+G600b:450eV〜900eV~
M21b+G1200b:900eV〜1800eV~
M22b+G600b:200eV〜400eV~
M22b+G1200b:375eV〜750eV~

**光を装置まで通す [#fa494700]
この節ではインターロックをkillしていくが、本来はインターロックを殺すべきではない。~
検出器にPhotodiodeを使用しているので、可視光に感度がありそのためにホットカソードであるNIGの光を避けるための苦肉の策である。~
以後、真空には十分に気をつけること。

-PLCのパネルでSTATION SELECTが”b station”になっていることを確認する。~
-DSSbを除いたゲートバルブをすべて開ける。
-S2bスリット横のインターロック制御ラック(TC32)のところに行き
++GV20bのインターロックKILLボタンを押し、インターロックをOFFにする。
++V21-1bのNIG(イオンゲージ)コントローラのFILAMENTボタンを押し、ゲージをOFFにする。
++GV20bのバルブを開ける。
&ref(TC32b.jpg,,50%);

-回折装置横のインターロック制御ラック(TC42)で、
++GV22bのインターロックKILLボタンを押し、インターロックをOFFにする。
++V22bのNIGコントローラのFILAMENTボタンを押し、ゲージをOFFにする。
++V23bのNIGコントローラのFILAMENTボタンを押し、ゲージをOFFにする。
(V23b-NIGはインターロックに入っていないのでKILLをする必要は無い。)
++GV23bのバルブを開ける。
&ref(TC42.png,,50%);

-DSSbをPLCパネルから開ける。~
これで、GV22b(の上流のフラックスモニタ)まで光が来ているはず。~
-GV23bを開ける。~
ミラーカレント(M42bドレイン)が来ていれば、回折装置まで光が来ているので、実験開始。

**もし光が来なかったら [#n94f13b9]
FMN31bかM31bのドレインカレントを見ながら以下の項目を確認する。
+上流のガス用光電子分光器下流の手動直線導入器、手動ゲートバルブが開いているか確認する。
&ref(SCIENTA.png,,50%);
+S2bとガス用光電子分光器の間のアパーチャーバルブが開いているか確認する。
+ここまでやって光が通らない場合はガス用光電子分光器が光をさえぎっている可能性があるので、大浦さんを呼んで位置調整をしてもらう。
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